2016年11月、ブンタウおよび、ブンタウから車で30分ほどの静かなロンハイビーチに1泊2日で行ってきました。
友人C君が前日の夜に、タイ・バンコクからベトナム・ホーチミンに到着。
その日はホーチミンのレタントン(日本人街)を案内したり、生演奏を楽しめるバーで飲んだりしました。
そして翌日、C君と一緒にホーチミンからブンタウまでスピードフェリーで向かいました。
今回は主にロンハイビーチと、ブンタウで犬に襲われたエピソードをご紹介します。
ホーチミンからブンタウへフェリーで移動
ホーチミン1区のやや南側、4区にあるブンタウ行きのフェリー乗り場に向かいます。
ほぼ中心地にあり、移動するのが便利です。
サイゴン川に停泊している動かない船のレストラン、ELISA号です。
こちらの船で移動するわけではありませんが、ここはお客さんの少ない日中の利用が特におすすめ。
コーヒーを1杯注文するだけでサイゴン川を一望できます。
サイゴン川沿いのブンタウへ向かうフェリーターミナルからの景色。
上記写真の左下に少し写っているのがスピードフェリーです(小さくてすみません)。
フェリー乗り場すぐ横のカフェで出航まで待ちます。
上記の写真はベトナム名物のアイスヨーグルトコーヒーです。
市販のヨーグルト、氷、コーヒーを入れてミキサーで混ぜたもの。
飲んだことのない人が殆どかと思いますが、とても美味しいです。
健康にも良さそうなので日本でも広まって欲しいのですが、日本のカフェで見たことがなく残念です。
スピードフェリーで出発しました。
サイゴン川を下ってロンタウ川に出た後は、マングローブをひたすら駆け抜けていきます。
当時は1日6本、ホーチミンーブンタウ間のスピードフェリーがありました。
ブンタウのホテルにチェックイン
いつもはBao Dam Hang Hai Hotelに宿泊するのですが、今回は試しに Mr Park Hotel & Restaurant という韓国系ホテルに泊まってみました。
- グレード:2つ星
- ルームカテゴリ:Deluxe Twin Room with Sea View
- 値段:1泊3,815円(1人あたり1泊1,908円)
フェリーターミナルから歩いてすぐ近くの崖の上に建つ珍しいホテルで、韓国料理屋さんが併設されています。
- フェリー乗り場から近い
- 格安
- 2人でも十分な広さ
という感じなので、寝るだけのホテルと割り切ればコスパは高かったです。
ただ、Sea Viewの部屋を予約したのですが、部屋の中からは海はおろか最低限の窓しかなく、何も見えませんでした(部屋の外に出ると丘の上なので海は多少見えましたが)。
なお、現在はホテル バイ チュオック (Hotel Bai Truoc)という1つ星ホテルに変わっているようです。
ロンハイビーチを観光
ホテルチェックイン後、ベトナム最大手のビナサンタクシードライバーさんと交渉し、半日チャーターしてロンハイビーチを回ることに。
金額は正確には覚えていないのですが、確か100万ドン~150万ドン(約5,000円~約7,500円)ほどだったかと思います。
ロンハイビーチに向かっています。
途中でお葬式?か何かのお祭りのような参列がありスロースピードになりましたが、30~40分ほどで到着しました。
ちなみに、ブンタウとは異なり、ロンハイビーチには海水浴客が少なめです。
そのため、ビーチ沿いで静かに滞在したい人にはおすすめですが、基本的には何もないので人によっては微妙かもしれません。
※現在は新たなリゾート地として開発が進んでいるようです。
ロンハイビーチでは、以下の2か所を回りました。
- Deo Nuoc Ngot
- She tomb Long Hai
Deo Nuoc Ngot
ロンハイビーチです。ブンタウと違い人があまりいません。
先に、ロンハイの少し奥まで行った Deo Nuoc Ngot というポイントに着きました。
ここはキャンプ場も兼ね備えているようでした。
She tomb Long Hai
少し戻り次のポイントへ。
すぐ近くの She tomb Long Hai という聖堂に着きました。
丘の上に仏教風の聖堂があるのですが、その下はビーチになっています。
上からの海を眺めた夕日はとても綺麗ですね。
その後、タクシーでブンタウに戻りながら点在する他のビーチも探索したのですが、残念ながら暗くなってしまいタイムオーバーに。
半日ではロンハイエリアは開拓しきれませんでした。
ブンタウに戻り山頂へ
宿泊しているホテルに戻り、併設されている韓国料理屋さんでディナー。
その後、軽くバイクで夜のブンタウをぶらつきます。
確か2015年あたりの時点では、ブンタウにはファミリーマートはありませんでしたが、ホーチミンだけではなく、いつの間にかブンタウにもオープンしていました。
サークルKです。こちらは確か2013か2014年頃からありました。
ベトナムは地方都市にもコンビニが出来て便利になりましたね。
海沿いのカフェ(真っ暗ですが)で小休憩。
深夜のブンタウ市内をバイクでぶらついた後、私がブンタウに訪れたら必ず向かう山頂(ブンタウ灯台)にバイクで向かうことに。
友人のC君はバイク運転免許証がありませんので後ろに乗せています。
山頂のブンタウ灯台(Ngon Hai dang Vung Tau)からの夜景です。
※すみません、当時使っていたiphone6 plusでは、夜景のアップがぼやけてしまいます。
犬に襲われる
綺麗な夜景を堪能した後にバイクで下山している途中、小道のような道路を発見。
すぐ探索したくなってしまう私はその小道を進んでみたところ、どんどん狭くなり砂利道になりました。
そのままずっと進んでいったところ、何やら政府機関?お金持ちの別荘?のような門があり、そのずっと先には建物が見えます。
門のところにはベトナム語で何か書いてあり、その真横に刺さっている杭のようなものにもベトナム語で何か書いてあります。
恐らく、「ここには来るな」のような注意書きのように見えました。
その時でした。遠くから何やら犬が吠えているような声が聞こえてきて、「あ、ここは立ち入り禁止かな」と思っていたところ、
突然、遠くにいる2匹の犬が全力疾走で私達のところに向かって走ってきました!
状況は以下の通りでした。
さぁそろそろ帰るか
シオダさん、なんかわき道がありますよ
・
・
・
なんだこの砂利道。ずいぶん長いな
・
・
・
ワンワン
ワンワン
ウーッ
うお、真横まで来た!C君が噛まれる、逃げ切れ、全速力!!
ワンワン!
ひぇ~~
ウーッウーッ!
ふぉ~~~
ある程度進んだところで犬が追いかけていないことを確認。
停車し、
真横まできたね。間一髪だった。。
僕、足噛まれる寸前でした!
と、2人でハラハラドキドキ焦っていました。
逃げ切ったところで急に余裕が出てきた私は、懲りもせず、山を下りきる途中にあった別の小道にも入ってみることに。
しばらく進んだ後、遠くからまた犬が吠えている声が聞こえてきました。
犬がどこにいるかはわかりませんが、
シオダさん、また襲われる前に逃げましょうよ
そうだな。さすがに噛まれたらシャレにならないのでやめとくか。。
今度はすぐに引き返して下山しました。
C君は衝撃的すぎて、実はその時に既に死んでいて、今は時空間に生きているのではないかと思う時もあるとのこと。
バイクが運良くオートマチックで助かりました。マニュアル車なら恐らくギアチェンジのタイミングで噛まれていたことでしょう。
また、砂利道で軽くスリップしながらの全力走行だったのに転ばなかったのも運が良かったです。
もし転んでいたら、まずは1匹目の犬に襲われ、その後ろを走ってきたもう1匹の犬にも襲われ、2人ともやられるところでした。
東南アジアでは犬に気をつけましょう
ちなみに全く同じ経験を、2011年頃、ベトナム・ホーチミンの7区フーミーフンの住宅エリアでしました。
真夜中、高級ビラが建ち並ぶエリアをバイクでゆっくり走行していたところ、突然、犬が吠えて全力で襲ってきました。
真横まで犬が走ってきて、アクセル全開で何とか逃げ切りました。今回と同じパターンですね。
凶暴な犬が噛もうとしてくるシーンは本当に恐怖です。
私は野良犬に噛まれた経験はありませんが、狂犬病のワクチンを打っていませんし、今回も噛まれたら死ぬくらいハラハラドキドキした体験でした。
他にも、昔、美容師の友人がホーチミンでバイクに乗っている途中、犬がバイクのマフラー音に反応し、止まったところで犬が襲ってきて足のすねをがぶりと噛まれたことがあります。
彼は噛まれてからすぐに狂犬病のワクチンを打ち、検査の結果、無事だったのが幸いでした。
狂犬病になると致死率がほぼ100%なので本当に気をつけましょう。
まとめ
ロンハイビーチはブンタウのビーチと比べて特段、海が綺麗というわけではないのですが、人が少ないため、のんびりしたい人には向いていました。
ホーチミンに住んでいる友人達がロンハイビーチでキャンプをしたり、サーフィンをしたりしていると聞いて、今まで行ったことがなかったので今回、行ってみました。
感想は、確かに静かな雰囲気でしたが、かなりローカルなエリアなので、海外初心者の人にはあまり向いていないスポットでした。
何だかんだでブンタウで完結するなという印象です。
外国人向けのレストランもほぼ見当たらず、コンビニもなく、リゾート開発が進んでいたとしてもまだまだ中上級者向けエリアかと思います。
ブンタウの山道で犬に襲われたのはいい思い出となりました(ただし、それは私とC君が噛まれなかったからですが)。
ちなみにその夜、C君は思い出し笑いが止まらず、ずっと笑っていて熟睡できませんでした。
私もその笑い声に邪魔され、熟睡できませんでした。
面白すぎて思い出す度に今でも笑ってしまいますね。
おしまい。