私は2019年11月にニューヨークで開催された、SEOカンファレンス「SMX east 2019」を訪れました。
その際にSEMrushの担当者であるマリーナさんと知り合い、フィラデルフィアのSEMrush支社に招待いただきました。
かつてからロッキーの舞台であるフィラデルフィアに行ってみたいと思っていた私は、二つ返事でお誘いを受け入れることに。
今回は
- SEMrushのすごさ
- SEMrush社への訪問
- フィラデルフィアへの日帰り旅行
についてご紹介します。
SEMrushとは?
簡単に説明しますと、SEMrush(エスイーエム ラッシュ 又は セムラッシュ)とはオールインワンのウェブ競合分析ツールです。
ボストンに本社のあるSemrush Inc.というSaaS企業により運営されています。
社長がロシア系の方で、ロシアのサンクトペテルブルクやチェコのプラハなどの東欧の優秀なエンジニアと共にツールを開発してきたそうです。
2020年時点で、全世界で600万以上のアカウントがあります。
SEMrushを利用する代表的な国際企業は以下の通り。
- Vodafone
- Booking.com
- eBay
- Philips
- Skyscanner
誰もが知る大手企業も使っているツールということで、信頼性が非常に高いと判断できます。
なお日本にも総代理店があり、日本語でサービスを受けることも可能。
旅行会社のJTB、住宅設備や建材メーカーとして有名なLIXILなどがSEMrushを導入しています。
SEMrushは多数の機能が備わっており、代表的なところでいくと
- オーガニック検索分析
- 被リンク調査
- 競合サイトとのキーワードギャップ調査
- バックリンク分析
- キーワードの順位変動トラッキング
などが挙げられます。
SEMrushがすごいのは、SEOだけでなく広告やSNSの分析もこれ1つでできてしまうという点。
デジタルマーケティングの大半が一本でカバーできてしまう、まさにオールインワン競合分析ツールなのです。
ここからは、そんなすごい企業の方にお誘いを受け、日帰りでフィラデルフィアに行ってきた話をまとめていきます。
格安バスに乗りロッキーのロケ地へ
ニューヨークで親しくなったマリーナさんからの急なお誘いということもあり、フィラデルフィアに割ける時間は1日しかありませんでした。
そのため、この日は早朝から行動。
私はその時、ジャンクション・ブルーバード駅の近くのゲストハウスに宿泊していました。
ニューヨークでもヒスパニック系の方々が多く暮らしている地域ですね。
フィラデルフィア行きのバスが出るタイムス・スクエア-42 ストリート駅(ポート・オーソリティ・バスターミナル)までは、地下鉄7号線で乗り換えなしで30分くらいで行けました。
利用したのは、ピーターパンというバス会社。
2時間ほど走りましたが、運賃は9ドル+トランザクションフィー2.5ドルという安さです。
初めて訪れるフィラデルフィアは、とてもきれいな街でした。
街をブラつきたいところでしたが、私には真っ先に行きたい場所がありました。
そう。映画ロッキーで使われた名シーンのエリアです。
私は子供の頃、ロッキーを何度も見たのを覚えています。
特に、このロッキーが両腕を上げるシーンには感動しました。
この地に来てロッキーと同じポーズをとることができるとは。。。
感動もつかの間、あまり時間がなかったのですぐにUberを呼んで目的地に向かいました。
SEMrushのフィラデルフィア支社が入居しているオフィスです。
ロッキー広場から車で約15分ほどで到着しました。
フィラデルフィア支社
オフィスのインターフォンを押すと、マリーナさんが同僚と出迎えてくれました。
お互いに名刺を交換した後は、早速オフィスの中を案内してくれる事に。
まずはオフィス内の各セクションを紹介してもらいました。
さすがはフレンドリーな国アメリカ。
SEMrushで活躍するスタッフの皆さんは、馴染みの同僚に話すかのように「How are you ?」と声をかけてくれました。
左からトムさん、アイシィルさん、私、マリーナさん、リックさん。
オフィス内を見回った後は、リックさんにSEMrushの提供するサービスやツールの機能について丁寧に説明していただきました。
ちなみに、日本ではoRoさんが総代理店になっているということでした。
日本国内でのSEMrushの利用者も、2021年1月時点で3,000アカウントを超えたようです。
まだ説明の途中でしたが、ランチの時間ということもあって一旦みんなで食事をとることに。
みんなで車でレストランに移動しました。
ロシア系レストランでランチ
ランチに連れてきてもらったのは、地元でも人気のロシア系レストラン。
ちなみに、マリーナさんはベラルーシ系、アイシィルさんはロシア系のアメリカ人です。
2人に親しみのある料理ということもあったからか、非常に楽しいランチになりました。
ちなみに、私もアメリカを訪れる前に長期で東欧(ウクライナ、ベラルーシ、バルト三国、ブルガリア、ルーマニア)に行っていました。
提供された料理を見て懐かしさを感じました。
ロシア料理の定番とされるボルシチ。
ウクライナの伝統料理ですが、東欧なら基本的にどこでも食べられます。
肉の串焼き。
アメリカサイズで非常にボリューミーでした。
私は東欧の料理が好きで、日本でも恋しくなった際はBetterave Bistro Jiroさんというウクライナ料理店に行っていました。
東欧の料理は私の口にとても合います。
会社も案内していただいたのに、ランチまでごちそうになってしまいました。美味しかったです。
ディナーはフィラデルフィア名物
ランチ後に会社に戻り、再度SEMrushの説明をしていただきました。
その後、今度はフィラデルフィア名物をごちそうしたいということで、ディナーにも連れて行ってもらうことに。
これがフィラデルフィアに来たら食べておいた方がいいというチーズステーキ。
薄く切った牛肉と玉ねぎ、トロけたチーズをロールパンに詰めたシンプルなサンドウィッチです。
アメリカの料理と聞くと、ハンバーガーなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ここフィラデルフィアでは、そういった定番料理よりもチーズステーキの方が有名なので、機会があるなら是非味わっておきましょう。
こちらはアイスクリームビール。
ビールにアイスクリームが入っているという、これまたフィラデルフィア名物。
完全に美味しくないだろうと思っていたものの、飲んでみると意外にゴクゴクいける味でした。
電車でニューヨークへ
行きはバスを利用しましたが、電車も乗ってみたいと思い帰路は鉄道を使ってニューヨークに戻ることにしました。
マリーナさんの旦那さんに、フィラデルフィア駅まで車で送っていただきました。
私は感動のあまり旦那さんにハグをし、日本に来ることがあれば私に案内させてほしいと強く伝えました。
これがフィラデルフィアの30th Street Station(30丁目駅)。
広々とした鉄道は、内装が豪華でびっくりしました。
Amtrakという電車を利用して、ニューヨークまでは1時間半程度。
行きのバスは11.5ドルだったのに、こちらは61ドルとかなり割高です。
乗り心地は電車の方がいいかもしれませんが、価格差は5倍以上なのに、短縮できる時間は30分ほど。
ニューヨーク-フィラデルフィア間を移動するなら電車よりバスの方がおすすめです。
アメリカでの有意義な1日まとめ
日帰りでドタバタしていましたが、丸1日かけてフィラデルフィアを堪能できました。
- ロッキーの聖地観光
- SEMrush社訪問
- 東欧ライフを思い出すランチ
- 絶品のフィラデルフィア名物
ニューヨークからスタートしてこれだけ楽しめたので、非常に有意義な1日だったと思います。
もちろん、今回のフィラデルフィア行きの最大の目的はSEMrushを訪問することです。
会社訪問は言うまでもないですが、そこで働くスタッフの方と知り合うことができたというのがよい経験となりました。
今回は、ニューヨークのイベントでたまたま知り合った方に招待された会社訪問でした。
これからも人とのつながりを大切にし、積極的に行動していきたいと思います。
その後しばらくしてからですが、ベトナムでの仕事につながりました!
なんと、私がベトナムで経営しているWebマーケティング会社のGobrandingがSEMrushのベトナム総代理店になることができたのです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。