2017年11月、ベトナム・ニャチャンへ2回目の旅に行きました。
1回目の旅に関しては以下になります。
今回は、ベトナム・ホーチミン在住の友人、Y君と一緒に行きました。
出発前に台風警報が出ていたにもかかわらず、強行して行くことに。
結局、台風の影響でまともに観光ができませんでしたが、当時の街の様子なども含めてご紹介します。
ホーチミン出発とニャチャンの日程
ホーチミンを出発する前に、ニャチャンでは台風警報が出ていました。
飛行機&ホテル代、もったいないけど、また今度にしようか?
行っても台風なら何もできなさそうだし。
いや、せっかくなので、飛行機が飛ぶなら行きたいです。
まぁ飛行機が飛んでるなら行ってみるか。
ただ、行けたとしても帰れなくなったら嫌だな~。仕事あるし。
天気予報見たら台風は半日くらいなので大丈夫ですよ!
事前にこんな感じのやり取りがあったのですが、台風は2日目からということでしたので、とりあえず行ってみることに。
ニャチャンのカムラン国際空港に到着したとき、まだ台風は来ていませんでした。
以下は、最終的に私たちが体験した今回の旅行の日程表になります。
ホーチミンからカムラン国際空港へ移動
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タクシーでデンドロ ホテル ニ チャンへ
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泥温泉(THAP BA MUD BATH)
昼過ぎまで何もできず
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台風襲来後の街を散策
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若者が集まるZ Club(ナイトクラブ)
台風翌日の街を散策
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ホンチョン岬
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ホーチミンに戻る
旅の始まりです。タンソンニャット空港の国内線ターミナルのラウンジで時間を潰します。
LCCのベトジェットですが、プライオリティ・パスが使えます。
ニャチャンの空港(カムラン国際空港)に到着しました。
これからタクシーでニャチャン市内へ移動します。
宿泊したホテル
ニャチャンビーチロード沿いのホテルに宿泊しました。
デンドロ ホテル ニ チャン (Dendro Hotel Nha Trang)
- ルームカテゴリ:シニア デラックス シービュー
- 眺望: 海
- 広さ:28 m2(301 ft2)
- Wi-Fi朝食無料
- 禁煙
- 値段:1部屋/3泊14,601円
(1泊当たり4,867円)
旅行自体は2泊3日でしたが、3日目の夜までホテルを使いたかったので3泊分予約しておきました。
また、今回はY君と2人での旅行でしたが、部屋は別々です。
せっかくのバカンスなので、海が見えるオーシャンビュールームの上層階(確か10階)を選びました。
結果は、
- ニャチャンのビーチロードの中心
- 最高の景色
- スタッフが親切
ということで総合評価の高いホテルでした。
ただし、後述しますが、宿泊中は台風により大変なことになります。
- 強風でかなり揺れる
- 長時間の停電
- エレベーターもストップ
など、私も大打撃を受けました。
縦長のホテルが折れるかと思うほどの強風を受け、その上層階にいたためか、私が泊まっていた部屋は特に揺れを感じました。
しかし、ホテル側が上層階の宿泊客に配慮し、台風が直撃した2日目の宿泊料金の35%を割引してくれ、差額分を現金でいただけました。
それだけでも、とても良心的なホテルだと思います。
ニャチャンの台風被害
私は先日、Twitterでこのようにつぶやきました。
2017年頃、ニャチャンへ行った際に台風が直撃し、木々が倒れて道路がグチャグチャになってしまった光景を思い出しました。
しかもこの場所、私がよく川を眺めながら仕事していたカフェのすぐそばだ。。https://t.co/uKjbzWfwvd
— 塩田 英司(EIJI SHIODA) (@eiji_shioda) April 13, 2021
これは全く大げさではなく、ホテルの揺れに死を覚悟したくらいです。
台風が直撃した直後のニャチャンの様子を、写真で順番にご説明します。
観光スポットのほとんどが閉鎖状態
とりあえず初日は、いつものようにホテルでバイクをレンタルしてぶらつくことに。
街が全体的にし~んとしており、台風対策のための土嚢が至る所に置かれています。
夜中に台風が来るのは知っていましたが、それでもひょっとしたら台風明けにアイランドホッピングツアーがあるかと思い、観光案内所を訪ねました。
ここニャチャンには、ロシア人を中心とした旧ソ連の人々が多く暮らしており、近年は中国からの観光客も多いです。
ビーチリゾート都市なので、街中には観光案内所がたくさんあります。
結論を言いますと、翌日は台風で全ての施設が閉鎖しているとのことでした。
しかし、今日なら泥温泉(THAP BA MUD BATH)なら開いている可能性があると言われました。
やることもないので、とりあえず行ってみることに。
台風が直撃したホテル
初日の夜、さっそく台風が来ました。
うお。ホテルへし折れる。ここで死ぬのか。。
宿泊していたホテルは縦長で、私の滞在する上層階はすさまじく揺れました。
しかも真夜中に停電。
エアコンが動かなくなりましたが、幸い、台風で暑くはありませんでした。
しかし、あまりの暴風で窓が割れるかと思いました。。
まともに熟睡できず、翌朝もすごい台風です。
ホテルは停電でエレベーターも動いていません。
仕方なく、10階から朝食会場のフロア(確か3階)まで階段で降りました。
こちらは朝食のレストランフロアからの景色です。台風の中、かろうじて食事はできました。
食べ終わった後、部屋に戻る際にも階段で10階まで向かいます。。
ちなみに、一緒に朝食を食べたY君は、こんなことを言っていました。
僕の部屋は窓なかったので、静かでしたが暑かったですね
ケチって同じホテルの安い部屋を選んでいたので、彼も彼で大変だったようです。
ボロボロの街
台風が過ぎ去った午後14:00過ぎ、まだ雨が降っていましたが歩いてみることに。
木がへし折れてます。
台風のパワー、恐るべしです。
こちらは比較的ダメージの少なかったビーチエリアなので、人が集まります。
根本から掘り起こされるように倒れています。
草木だけでなく、ココナッツも落ちて割れていました。
公衆トイレも吹き飛びました。
こちらの木も根本から倒れました。
まだ台風が過ぎ去ったばかりのビーチ。
重量がありそうな木製のビーチパラソルも倒れてしまいました。
ビーチ沿いにあるプールエリアもこの有様。
おそらくビルの看板が倒れて落下したと思われます。
下にいたら死んでしまいますね。。
こちらはタクシーからの道路の様子です。
普段ならバイクで回りますが、道路がぐちゃぐちゃなのでタクシーで回ってみました。
道路には木が倒れたり看板が散乱したりなど、めちゃくちゃです。
再び降りてビーチへ。木の横部分がへし折れてます。
ヤシの木もこの有様。
何やら海辺から引き上げているようです。
台風が過ぎ去った翌日も、ほとんどのお店が営業していませんでした。
昼まで外を眺めながら溜まっていた仕事をしていました。
昼食にはかろうじてオープンしていたお店に入りましたが、ここも停電です。
昼過ぎ、港エリアに行ってみると1機だけ動いているフェリーを見つけました。
やることもないので乗ろうかと思いました、が、乗せてくれず。。
・・・
呆然としてフェリーターミナルエリアをバイクで去りました。
ニャチャン観光
台風の被害が予想以上で、1回目に続きちゃんと観光できませんでしたが、以下の4カ所を訪れました。
- 泥温泉(THAP BA MUD BATH)
- ホンチョン岬
- Isola Hon Do
- Z Club(ナイトクラブ)
泥温泉(THAP BA MUD BATH)
台風の前日に、観光案内所の人から営業している可能性があると言われて訪れた、ニャチャン名物の泥温泉、THAP BA MUD BATHです。
ニャチャンの泥温泉は、その名の通り泥に浸かる温泉です。
泥にはミネラルが含まれており、美肌効果や保湿効果が期待できるとのことで、地元ベトナム人だけでなく、観光客にも大人気のスポットになっています。
また、広大な敷地には、泥温泉以外にも塩風呂やプールなどの施設が備わっており、この中で1日楽しむことも可能です。
※肝心の泥温泉の写真を完全に撮り忘れていました。すみません。
ホンチョン岬
ニャチャンのやや北エリアに位置するホンチョン岬に向かいました(自然の観光スポットなので台風の後でも見れるだろうと)。
このホンチョン岬は、ニャチャンでは穴場のダイビングスポットとして知られている場所。
また、地元のベトナム人の憩いの場として親しまれており、海水浴をしたり男女がデートしたりと人気です。
また、今にも落ちそうで落ちない大きな岩が見どころとなっています。
ここくらいしか見るものがないのか、多くの人が集まっています。
近くで見ると圧巻です。この岩はどうやってこうなったのでしょうか。
Isola Hon Do
遠くに大きなカメハウスみたいなものが見えます。
干潮のときに渡れるのでしょうか。
Isola Hon Doという仏教寺院のようです。
Z Club(ナイトクラブ)
深夜、爆音のナイトクラブくらいしか営業していなく、やることもないのでフルーツを食べながらお酒を飲みました。
ビーチロード沿いにある、Z Clubというところです。
ピカチュウも現れました。司会は恐らくロシア人か東欧の人です。
盛り上がりはすごいです。
ロシア人、中国人、韓国人が目立ちます。
まとめ
私は人生で街がボコボコになるレベルの台風は経験したことがなかったので、今回の旅行はとても勉強になりました。
いや~きれいな海と青い空!最高のバカンスだったね
・・・
最後に、私はストロベリースムージーを飲みながら、Y君と反省会を行いました。
美しいはずのビーチは台風の被害でボロボロになっています。
何て美しいビーチなんだ。。
・・・
ニャチャンという街は不思議な魅力があり、なぜかまた来たくなります。
最悪のバカンスで終わったね。
ただ、台風のリゾート地は良い経験になったよ。
次回、リベンジで行きましょう!
そうだね。アイランドホッピングだけは必ずやりたいね。
ということで、また行くことになりました。
3回目の続きは以下で。