今回はベトナム・ホーチミンからフェリーで1.5時間、バスで2.5時間ほどで行けるベトナムのビーチリゾート、ブンタウのご紹介です。
日本で例えるとまさに熱海のような街で、距離的にも東京から熱海に行くような感覚です。
ちなみに、私はホーチミン在住歴がトータルで3年ほどですが、その間に10回はブンタウに行っています。
今回は、ホーチミンから気軽に行けるブンタウの魅力をお伝えいたします。
ブンタウの楽しさ
まず、ビーチはそこまで綺麗ではないのですが、街が半島になっており、ずっと続いている海岸線沿いをバイクで走る開放感はたまりません。
また、海だけではなく山がいくつもあり、山頂からの景色はとても綺麗です。
ホーチミンの喧騒に疲れたときに行くと、海と山の自然に癒やされます。
もし人が少ない落ち着いたビーチに行きたい場合は、車で30分ほど東に行ったところにロンハイビーチ( Long Hai Beach )というエリアもあります。
※ロンハイビーチについては別記事でご紹介いたします。
サーフィンをされる方はこちらに行く人が多いようです。
そして自然以外にもオススメの観光名所が複数ありますので、順を追ってご説明します。
ブンタウへの行き方
ホーチミンからブンタウへの主な交通手段は
- フェリー(高速船)
- バス
の2つです。
※ホーチミンからバイクで行く人や、何人かで車をチャーターして行く人もいます。
フェリー(高速船)のススメ
ホーチミン中心地にあるサイゴン川沿いから乗れます。
船乗り場の窓口でもチケットは買えますが、乗車満員でチケットを買えない可能性もありますので、事前にオンラインで購入されることをおすすめします。
2021年4月現在、ウェブサイト上での料金は片道170,000VND(約800円) でした。
フェリー中央部分あたりにある小さな外のデッキに出てマングローブを眺めると、とても気持ち良いです。
ただ、かなり揺れますので、酔いやすい人は船酔いの薬を持参されることをオススメします。
バスで行く場合
ホーチミンから直通バスで行けます。
2021年4月現在、片道115,000VND（約550円）です。
ただ、渋滞していると3時間くらいかかる可能性があります。
一時、フェリーの運行がなかった時はバスで移動していましたが、せっかくビーチリゾートに行くならフェリーをオススメします。
バスですと、到着地点が陸側のバス集合所で、到着時のテンションがフェリーとは異なります。
また何より、バスはフェリーの倍近い時間がかかってしまいます。
ブンタウの珍しいホテル
私がブンタウで宿泊した中で、珍しいホテルを2つ紹介します。
バオ ダム ハン ハイ ホテル
私のブンタウでの定宿で1.5星ホテルです。
バオ ダム ハン ハイ ホテル (Bao Dam Hang Hai Hotel)
ここは小さな Bai Dua ビーチがあるエリアで、ほぼ人がいません。
広大な海を独占できる隠れ家のようなところです。
こちらがBai Duaビーチ。
このホテルはフロントビーチとバックビーチのちょうど中間にあり、どちらにもバイクで海岸線沿いを走って気軽に行けます。
ただし、ホテルは安宿でそれなりの古い部屋です。
エレベーターもありません。
以下のような人に向いているホテルです。
- 静かで綺麗な海を眺めたい人
- 安く泊まりたい人
- 民宿のような部屋でもOKな人
- バイクを運転できる人（ホテルでレンタル可）
綺麗な部屋に泊まりたい人やバイクを運転できない人には微妙かもしれません。
室内からの眺めです。
なお、宿泊する際は必ずシービュー側の部屋で、3階か4階で予約してください。
※反対側は山で何も見えません。また正面のシービュー側でも2階は看板が邪魔です。
ジョリモッドホテル
ブンタウのフェリーターミナルそばにある、海に面した大変珍しい体験ができる3つ星ホテルです。
カフェ部分にはよく来ていたのですが、併設されている海に面したホテルが気になっていたので2017年8月5日(土)に1泊だけ体験してみました。
Deluxeルームで1泊6,211円でした。
朝食付きプランにすると、併設されているカフェで食べられます。
ホテル内部の廊下はまるで船内にいるかのような雰囲気です。
バルコニーからの眺め。
いい体験ができましたが、目の前が海なので夜は暗くなり、1泊でいいかなという感じ。
シャワールームとジャグジールームがそれぞれ別にあります。
大型ジャグジーのジェット機能を使い、のんびりマッサージできたのも良かったです。
私のオススメ観光名所
私がブンタウでよく訪れるおすすめの観光地をご紹介します。
- ドッグレース
- 山頂遊園地(Ho May Park)
- ブンタウ灯台(Ngon Hai dang Vung Tau)
- キリスト像(Jesus Christ’s Statue)
- 小島(Hon Mieu Ba Island)
- 海岸線沿いのカフェ巡り
- フロントビーチ
- バックビーチ
- おすすめレストラン
ドッグレース
Lam Son Stadiumで夜、ドッグレースが開催されます。
競争犬なのでものすごいスピード。
お金を賭けることができるので人々の熱狂はすごかったです。
ハイネケンビールを飲みながらVIPルーム(わずかな金額で入れます)から見学。
山頂遊園地(Ho May Park)
海沿いにロープウェイがあり、山頂がすべて遊園地になっています。
山頂遊園地からのブンタウ景色です。
山頂遊園地内にあるホテル。
山頂遊園地内にはお寺、湖、動物など様々います。
ダチョウです。
近づいてジロジロ見ていたら「何だお前？」という顔で見られました。
※ちなみにここでは乗れませんが、ベトナムにはダチョウに乗ることができる遊園地や公園があります。リアルチョコボを体験したい方は是非。
知り合いの日本人ファミリーと一緒に山頂遊園地に行った際、馬に乗りました。
ブンタウ灯台(Ngon Hai dang Vung Tau)
山頂からの景色が素晴らしいです。
※ここはバイクがないと行けません。
歩いても行けなくはないですが、距離がありますのでオススメできません。
夕方なので少し薄暗いですが山頂からの景色です。
山頂からのブンタウ夜景。
私はブンタウに来るたびに、ここの山頂までバイクで上ります。
山頂からの景色も綺麗ですが、バイクで上るまでの過程が最高に楽しいです。
キリスト像(Jesus Christ’s Statue)
キリスト像までは相当な階段を上らないといけませんが、足腰のよい運動になります。
また、山頂にあるキリスト像は中に入ることができ、肩の部分まで上ることができます。
上述したHai dang Vung Tauの山頂から見えるキリスト像。
小島(Hon Mieu Ba Island)
Hon Mieu Ba Islandというドラゴンボールのカメハウスを大きくしたようなところ。
満潮だと行くことができません。
この日は干潮だったので渡れました。
反対側にはキリスト像が見えます。
すぐ横のバックビーチも綺麗に見えます。
Hon Mieu Ba Islandに上陸するとお寺があります。こちらはお寺の内部。
夜のHon Mieu Ba Islandも綺麗ですね。
この日は干潮でしたが、最初に見た際は満潮で、「あの島にはどうやって行くんだろう」と不思議に思っていました。
海岸線沿いのカフェ巡り
ブンタウは半島になっており、長距離の海岸線沿い道路にカフェが沢山あります。
良さそうなカフェに入り、海の景色を眺めるのは最高です。
夜の暗闇の中でもカフェは営業しています。
お気に入りホテル近くの丘から海が見えるカフェ。
こちらは海沿いのお気に入りカフェです。
Binh An Village Resortというホテルに併設されているレストラン兼カフェ。
場所はこちらになります。
海のプールも併設されています。
海に船がたくさん見えますが、ブンタウでは海底の石油を発掘しています。
フロントビーチ
写真がなくてすみませんが、ブンタウ半島の南西に位置します。
フェリーターミナルから海岸線沿いに北に10分ほど歩いたところにあります。
少し静かな雰囲気でのんびりしたい人向け。
バックビーチ
8kmに渡り直線にビーチが続いています。
人が多いので、わいわい賑やかで遊びたい方に向いているビーチです。
ブンタウのおすすめレストラン
David Pizzeria
よく行っていたピザ屋さんです。
フェリーターミナルのすぐ近くにあり、開放的なテラスで海を眺めながらピザを楽しめます。
味も美味しく、いつもTripAdvisorの上位にランクインしているイタリアンレストランです。
Quan an Nghia
ホーチミンに戻る途中にあるQuan an Nghiaというブンタウのシーフードレストラン。
大きなDinh River（ディン川）沿いにあり、夕日が落ちるタイミングに行くと目の前でサンセットを眺めながらシーフード料理を食べられます。
ブンタウまとめ
私はこのブンタウに行くと、地元に帰ってきた感があります。
特別綺麗な海があるわけではないのですが、半島の港町で山もあり、とにかくバイクで走り回るのが楽しくて仕方ないのです。
ホーチミンの中心地、1区サイゴン川から気軽にフェリーで行けるのも便利。
新鮮なシーフードもたくさんあり(私は甲殻類は苦手ですが)、街としての規模もそこそこ大きく、本当に東京から熱海に行くような感覚です。
今まで10回ほど行きましたが、1,2泊単位でしか滞在したことがありません。
コロナが明けたら混雑していない平日に5日間くらい滞在してみたいと思います。
まだブンタウで行ったことがないところとして
- Cau ca Hai Luc（釣り堀）
- Dao Ngoc Vung Tau（ボートで行ける小さな島）
もありますので、次回、開拓してみたいです。
また、ブンタウからはコンダオ諸島にも高速フェリーで行くことができます。
- 値段：片道660,000VND(約3,000円)
- 乗船時間：3時間ほど
コンダオ諸島はベトナム最後の楽園と言われています。
次回ブンタウに行った際は、ブンタウから高速フェリーでコンダオ諸島に行ってみたいですね。