2015年1月、日本の3連休を利用して、AirAsiaでホーチミンからクアラルンプールに2泊3日で行ってきました。
私は当時、まだマレーシアには行ったことがなく、3つの人種(マレー、中華、インド)に分かれている多民族国家は初めての体験でした。
今回は、初のマレーシア・クアラルンプールで経験したことをご紹介します。
クアラルンプール旅行の流れ
ホーチミンからAirAsiaでクアラルンプールへ
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高速鉄道でKLセントラルへ
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ホテルにチェックイン
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ペトロナスツインタワー
車をチャーター
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イスタナ・ネガラ王宮
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バトゥ洞窟
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国家記念碑
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KLタワー
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Lodge Paradize Poolside
KLCC水族館
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KLCC公園
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ヘリラウンジバー
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ジャラン・アロー通り
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ベトナム・ホーチミンに帰国
まず、クアラルンプール国際空港に降り立ったときに驚いたことが、多民族国家だという点。
空港では、マレー系のイスラム教徒の人々やインド系、中華系、外国人など、様々な民族の人々を目にしました。
私は1つの民族が多数派の国ばかりにいたので、多民族国家を訪れるのは初めてでした。
ホーチミンのタンソンニャット国際空港です。
これからLCCのAirAsiaでマレーシアのクアラルンプール国際空港に向かいます。
マレーシアのクアラルンプール国際空港に到着しました。
クアラルンプール国際空港からKLIAエクスプレスで、クアラルンプール市内に向かいます。
とても高速で、車内は綺麗で快適でした。成田エクスプレスのよう。
これは何という名前の木なのでしょうか?
1本1本綺麗に等間隔で生えており、とても気になりました。
KLセントラル駅に到着しました。
マレー語と英語の下には、何と日本語で案内が書いてあります。
タクシー乗車券「うりば」ではなく「うりは」と間違えて掲載してしまったようですね。
KLセントラル駅、構内の様子です。
ヒジャブを被った人が多くいます。
空港でも感じましたが、改めてイスラム圏に来たのだな、と思いました。
宿泊ホテル
プレスコット ホテル クアラ ランプール メダン トゥアンク
- ホテルランク:3つ星
- 部屋のサイズ: 26 m2(280 ft2)
- 眺望::シティ
- 値段:9,306 円(3泊)
(1泊当たり3,102円)
※ホテル内の写真を撮り忘れました。Webサイトでご覧ください。
部屋はそこそこ綺麗でコスパがとても良かったのを覚えています。
そこまで広くはありませんでしたが、寝るだけだったので十分でした。
モノレールのメダン・トゥアンク駅から近いのと、中心地からさほど離れていないので立地的にもかなり便利です。
また、周りにインド系やマレー系の大衆食堂もあり、食事にも困らず。
さっそくマレーシア名物のサテーを食べてみます。
チキンとビーフだったと思いますが、ピーナッツソースの甘いタレと相性が良かったです。
ホテルチェックイン後、軽く周辺をぶらつきます。
SOGOがありました。
そのままぶらついていたところ「NAGOYA」というお店を発見しました。
クアラルンプール旅行記
2泊3日で以下の場所を訪れました。
- ペトロナスツインタワー
- イスタナ・ネガラ王宮
- バトゥ洞窟
- 国家記念碑
- KLタワー
- Lodge Paradize Poolside
- KLCC水族館
- KLCC公園
- ヘリラウンジバー
- ジャラン・アロー通り
順番にご紹介していきます。
ペトロナスツインタワー
奥に見えるのが有名なペトロナスツインタワーです。
ペトロナスという、マレーシアの石油会社によって建てられました。
高さ452メートル、88階建ての建物で、20世紀に建てられた超高層ビルの中では最も高いビルとなっています。
現在では、さらに高いビルがたくさん誕生していますが、それでも現存するツインタワーとしては未だに世界一の高さです。
ペトロナスツインタワーの外観です。
正面から見るとすごい迫力で綺麗ですね。
片方は日本、もう片方は韓国が作ったということです。
イスタナ・ネガラ王宮
マレーシア国王の王宮「イスタナ・ネガラ」を見学しました。
ここは、2011年から利用されているマレーシアの新王宮になり、一般人は中に入ることができません。
そのため立派な門から中を覗くだけという観光スポットですが、その美しさと大きさに圧倒されます。
私は日中に一瞬訪れただけですが、早朝の衛兵の交換儀式、夜間のライトアップは必見のようです。
とても広々していました。中には入れませんでしたので外観のみ。
バトゥ洞窟
クアラルンプールの有名観光スポット、バトゥ洞窟です。
277段の階段を上った先に洞窟があるので、まずはそれを上らなければなりません。
大変ですが、洞窟を形成する石灰石は4億歳と言われており、そこにはヒンドゥー神話に基づいた壁画などが残っていて見ごたえがあります。
なお、洞窟内では、毎年1月下旬から2月上旬にかけて、タイプーサムと呼ばれるヒンドゥー教最大級のお祭りが開催されるようです。
この長い階段をひたすら上らなければなりません。
いい運動になりました。
頂上の洞窟に着きました。
入口に何体かあるのはヒンドゥー教の神様でしょうか?
洞窟の中はとても神秘的です。
階段部分などを除いて、そのままの洞窟の状態になっていました。
洞窟内に野生の猿がいました。
洞窟を出て階段を降りようとしたところ雨が。
タクシーをチャーターしていたので問題ありませんでした。
国家記念碑
国家記念碑に行きました。
ここは、第一次世界大戦、第二次世界大戦、およびマラヤ危機で亡くなった方々を追悼するために建てられたものです。
高さ15メートルのブロンズ像には、勇気や強さなどの、様々な意味が込められています。
モニュメントです。
広大でとても美しい施設です。
丘の上にありますので、クアラルンプールの中心エリアも綺麗に見えます。
マレーシア独立戦争で勝ち取った兵士とマレーシアの国旗は象徴的でした。
なお、複雑ですが、兵士の下に横たわっている2人の像は日本軍を表しているのだとか。。
KLタワー
KLタワーに上ってみました。
通信塔の役割を果たすタワーとしては、世界7位の高さを誇っており、421メートルあります。
しかし、このタワー自体が標高94メートルの丘に建てられているため、実際には上述したペトロナスツインタワーよりも高く見えるでしょう。
ちなみに、通信塔の高さ世界一は東京スカイツリー(634メートル)、二位が中国の広州塔(600メートル)となっています。
頂上からの景色は最高でした。
ペトロナスツインタワーはKLタワーから見るのがいいですね。
あまりにも景色が良いので、そのまま座って陽が落ちるのを見ていきます。
夜になりました。この景色は美しすぎて見入ってしまいます。
夜のKLタワーを真下から撮影しておきました。
Lodge Paradize Poolside
プールサイドで夕食を食べることのできるレストランです。
水の心地よい音を聞きながら、地元の料理を楽しむことができます。
夜、歩いていたところ偶然見つけ、雰囲気が良さそうなので入ってみることに。
少し高いですが、ディナーに最適なレストランだと思います。
プールサイドにテーブルがあり、夜中だったのでお客さんも少なく、とてもおしゃれでした。
KLCC水族館
KLCC水族館に来ました。
KLコンベンションセンターの地下に位置する、約5,000匹の海洋生物を展示する最新の水族館です。
90メートルの水中トンネルはこの水族館の目玉コース。
動く歩道に乗って海中を散歩しているような気分で楽しめます。
日本の水族館よりもエンターテインメント性が高いので、子供だけでなく、大人も十分に楽しめるスポットです。
カワウソのショーです。大きなボールを抱えてゴールに入れていました。
カワウソは本当にかわいいですね。
にょ~んと砂場から出てくるこの魚?生き物が好きです。
にょ~ん魚に触発され、プレゼント用のお土産に蛇のぬいぐるみを買いました。
KLCC公園
KLCC公園を散策。
その名の通りクアラルンプールの中心に位置する公園で、約10万平米という面積を誇ります。
敷地内にはマレーシア固有の植物が多く植林されており、都会のど真ん中にいながら熱帯の木々に囲まれることができます。
公園内には、遊歩道の他に、池や子供が遊べるスペースなどが設けられており、まさに都会のオアシスという雰囲気が漂います。
ここは本当に綺麗ですね。
都市と自然が調和しています。
スリアKLCCのショッピングモール沿いにあるカフェのテラスから、KLCC公園を眺めるのが最高でした。
ヘリラウンジバー
クアラルンプールには、街の中心に位置するMENERA KHというビルのヘリポートにバーがあります。
高層ビルの中にはヘリポートが設置されているところも多いですが、ヘリポートに行く機会はほとんどありません。
ここでは、約180メートルの高さの障害物のないヘリポートから夜景を楽しむことが可能。
360度を見渡すことができるので、上述したKLタワーやペトロナスツインタワーなども見えます。
ヘリラウンジバーに来ました。
多くの富裕層と思われる人々や外国人で賑わっていました。
昨夜上ったKLタワーも綺麗に写っています。
ツインタワーの夜景はとても綺麗です。
クアラルンプールの街の規模は大きく、中心エリアは近代的で都会です。
ジャラン・アロー通り
ブキッ・ビンタン通りの裏にある、クアラルンプールの中で最大の屋台街です。
マレー料理だけでなく、中華料理やインド料理など、様々な食事を楽しめるということもあり、夕方になると観光客も多く集まります。
地元のマレーシアの人々が食べる本場のマレー料理も味わえるので、屋台料理が苦手でない方にはおすすめです。
最後はジャラン・アロー通りで中華を食べて帰りました。
とても活気のある屋台街でした。主に中華料理店が並んでいました。
私が思うクアラルンプールの良かったところ
私が初めてマレーシア・クアラルンプールを訪れた感想になりますが、良かったと思う点をピックアップしてみました。
街が近代的なのに物価は安い
特にベトナム・ホーチミンから来たのでより感じましたが、街が近代的です。
若干ではありますが、タイ・バンコクより進んでいる印象を受けました。
一方で、物価はタイやベトナムとさほど変わらず、住みやすそうだと感じました。
中心エリアは電車網が整っている
市内は電車だけで活動できました。
ただKLモノレールに関して言えば、車両が2~3両しかなく、また本数も多くなかったので、若干脆弱に感じました。
英語が使われている
活動する上で英語が通じないことがありませんでした。
タクシードライバーさん、屋台、出会った人々など。
Google翻訳を使わないで活動できるのはいいですね。
渋滞がひどくない
中心エリアは多少混雑していますが、道路が動かないといったことはない印象です。
全体的に東南アジアのゴミゴミした雰囲気をあまり感じず(一部そういったエリアもありましたが)、広々しているなと思いました。
現地飯が3種類ある
多民族国家(マレー、中華、インド)なので、現地の人々が食べる食事が3種類あるのは良かったですね。マレーシアならではの良さかと思います。
時差がマイナス1時間
ベトナムやタイは日本との時差が2時間があるのに対し、マレーシアは1時間しかありません。
たった1時間の差だと感じるかもしれませんが、この1時間は実際に住んでみると大きな差で、日本とのやり取りもしやすいかと思います。
クアラルンプールのデメリット
あわせて、微妙だと感じたところも少し挙げてみます。
お酒が高い
イスラム圏なので仕方ないですが、酒好きの人にはつらいかもしれません。
缶ビールがコンビニで10リンギット(250円)くらいした記憶があります。
中心エリアに日本人街がなかった
正確にはモントキアラという郊外エリアに日本人街があるのですが、中心エリアにはありませんでした。
3回目のクアラルンプール観光の際に行きましたので、別記事でご紹介します。
まとめ
今回は初のマレーシア・クアラルンプールということで、市内観光と主要な観光地をぶらついた旅となりました。
さすがに2泊3日では雰囲気しかわかりませんでした。
しかし、ホーチミンから気軽に行ける都市なので、これから複数回、訪れることになります。
さようなら。マレーシア・クアラルンプール。
また来ます。
いや~、結構良かった。
近代的な街なのに物価も安くていいですね!