2015年2月の旅行記になります。
ベトナムがテト(旧正月)の休みの期間を利用し、隣国カンボジアのシェムリアップに行ってきました。
シェムリアップと聞いて知らない方もいるかもしれませんが、世界遺産で有名なアンコールワットのあるカンボジアの都市名になります。
今回は、シェムリアップで滞在した4泊5日の旅についてご紹介します。
旅行の概要
ホーチミンからシェムリアップ国際空港へ向かう
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ビサと合流し、アプサラ ドリーム ホテルにチェックイン
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暗闇の中の屋台飯
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深夜にホテル周辺を散策
早朝からアンコールワットへ向かう(1回目)
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フットマッサージ
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Smile Angkor Grand Theater
早朝からシェムリアップ川へ向かう
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シェムリアップ川からボートでトンレ・サップ湖へ
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アンコール ハニー ヴィラにチェックイン
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キャンボディアン・カルチュラル・ビレッジ
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北朝鮮レストランでディナー
早朝からアンコールワットへ向かう(2回目)
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トゥクトゥクドライバーを見失い、ホテルに戻る
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トゥクトゥクドライバーと大喧嘩
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再びアンコールワットに向かう(3回目)
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パブストリ―トを回る
早朝からアンコールワットへ向かう(4回目)
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11:00くらいにホテルに戻りチェックアウト
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ベトナム・ホーチミンへフライトで戻る
ホーチミンのタンソンニャット国際空港からシェムリアップ国際空港までベトナム航空の直行便で向かいます。
機内には、日本から乗継便でシェムリアップに向かう日本人観光客がすでに多く搭乗していました。
わずか1時間ほどのフライトで20時過ぎに到着。
ベトナムとカンボジアは時差がありません(日本の-2時間)。
空港でSimカードを購入し、私のカンボジアの弟分であるビサと合流。
こちらの写真は、初日の夜に屋台で食事した際に撮影したものです。
彼はポル・ポト内戦中、貧しい家に生まれました。
勤勉で頭が良かったため、国際ボランティアの援助で幼い頃から英語を学ぶことができ、小学生の頃には近所の子ども達に英語や算数を教えていたようです。
2011年にカンボジアで起業した友人からビサを紹介してもらい、私のカンボジア滞在時には共に活動してきました。
ビサは首都プノンペンに住んでおり、一足先にバスでシェムリアップ国際空港まで迎えに来てくれました。
これからトゥクトゥクでホテルへ向かいます。
ホテルチェックイン後、ビザと一緒に深夜の街を徘徊。
真っ暗の中、屋台のようなレストランを見つけ、腹ごしらえ。
カンボジア料理です。
野菜しか写っていませんが、ビーフもあり、ご飯、ビーフ、野菜を食べました。
今回利用したホテル
今回は4泊5日の旅行でしたので、途中でホテルを変えて、それぞれ2泊ずつ宿泊してみました。
アプサラ ドリーム ホテル
アプサラ ドリーム ホテル(Apsara Dream Hotel)
- ホテルグレード:3つ星
- ルームカテゴリ:スタンダード
- 1泊の料金:3,289円
(1人当たり1泊 1,645円)
最初に2泊したホテルです。寝るだけなので十分すぎるホテルでした。
格安でしたがプールもありました。
ホテル前はこのような感じです。
正面の道路はまともに舗装されておらず、砂ぼこりが舞っていました。
アンコール ハニー ヴィラ
アンコール ハニー ヴィラ (Angkor Honey Villa)
- ホテルランク:2つ星
- ルームカテゴリ:スーペリアルーム
- 広さ:40 m2(431 ft2)
- 1泊の料金:2,525円
(1人あたり1泊 1,263円)
3泊目から利用したホテルです。
ホテルのランクは下がりましたが部屋が一気に広くなりました。
室内の写真を撮っていませんでしたが、ゲストハウスのような雰囲気でした。
こちらはホテルすぐそばのカフェです。
すぐにコーヒーを飲めて安くて綺麗だったので何度か使いました。
ホテル周辺の道路です。何とか舗装されて通れるくらいの砂ぼこりが舞う道路です。
ある日のホテルすぐそば。早朝から何かのお祭りでしょうか?太鼓を叩いていました。
アンコールワットと遺跡群
この旅の最大の目的である、アンコールワットと遺跡群をご紹介します。
遺跡群は1つ1つが結構な間隔で離れているので、トゥクトゥクをチャーターして回ります。
バイクに椅子を付けたトゥクトゥクでアンコールワットに向かいます。
このスタイルのトゥクトゥクはカンボジアには多くあります。
入り口に向かいます。
アンコールワットの最初の入り口にたどり着くところです。
ビサも子どもの時以来だったようで、感動して写真を撮っていました。
到着してすぐ、暑かったので早くもココナッツジュースに手を出しました。
遺跡群から少し離れて、大きな湖のようなところに来ました。
湖周辺で牛使いが歩いています。
鶏と、そのヒヨコたちがピヨピヨしていてとても印象的でした。
あまり観光客のいない遺跡もありました。
気球がありました。
気球にはアンコールワットのイラストがプリントされていました。
その他、以下はビサのデジカメで撮影した写真になります。
上から見ると観光客だらけです。この階段を上るのは大変でした。
カンボジアの楽器を弾いている人と記念撮影。
野生の猿もいました。
アンコールワット内を歩き回ります(こちらの写真は私です)。
ひたすら歩きます。
壁画が細かいですね。
うっすらと顔が見えます。
ここにも顔。
この顔の遺跡は、アンコールトム (バイヨン)です。
長さ約3mの顔が4方向についており、アンコールワット遺跡群の中でもメインの遺跡の1つ。
横から見ると鼻がしっかり分かりますね。
上から撮影した遺跡。
静かな場所もあります。
石が積み上げられています。
神秘的な遺跡ですね。
ビサの自撮り画像。
当時の形を残したままの場所もあります。
遺跡の頂上です。
神殿のような柱が残っています。
なお、すみません、肝心のアンコールワットの写真は紛失してしまったようです。。
トゥクトゥクドライバーと大喧嘩
4日目の早朝から向かったアンコールワットで、中年ドライバーがいなくなってしまいました。
トラブルの流れは以下の通りです。
2.1つ目のポイントを観光する
3.戻ったらドライバーがいない
4.1時間ほど探し回るが見つからず
5.他のトゥクトゥクをチャーターする
6.一旦ホテルに戻る
7.フロントから電話があり最初のドライバー登場
1日分の報酬をよこせ
はぁ?私たちはお前を必死に探した。勝手にいなくなったんだろ!
探してたんだよ
嘘だ!お前は嘘をついている!
中年男ドライバーは完全に嘘をついていました。
トゥクトゥクドライバーは英語があまりできないのでビサに通訳してもらうことに。
クメール語で何を話しているのかわかりませんが、温厚なビサも怒っていました。
エイジさん、トゥクトゥクドライバーは他の客を見つけてそっちに流れたけど、やっぱりこっちでも金よこせということかと思います。
せめて嘘を認めろ!
私が日本人の性格なのかわかりませんが、ごめんなさいを言えばお金を払って終わりにしようと思いました。
しかしトゥクトゥクドライバーは決して認めません。
私とビサは一緒に激怒しましたが、家族を養わなければならないのでせめて往復の代金だけ払ってくれと泣きついてくる始末に。
家族という言葉に反応してしまい、私は往復の代金(確か12~14ドルくらい)を机にドンと置いて、怒って部屋に戻りました。
久しぶりに激怒しましたね。
最後まで嘘を突き通す、認めない、はイラッとします。
本当に私たちがいなくなってしまって、トゥクトゥクドライバーが探し回ったのであれば、最初の時点で、困った顔で現れないはずです。
私たちに激怒するなり、細かく探し回った話を必死に説明して対抗してくるはずです。
ただ単純に、「待っていた。いないから探し回ったよ。」のみの言い訳。
その時点で嘘は明らかなのですが。
気分を変えて、次からは人が優しそうな青年タイプのトゥクトゥクドライバーさんに声をかけて回りました。
ドライバーが誰だかわからなくなりたくないので、次のトゥクトゥクドライバーさんは写真を撮らせていただきました。
この方はとても真面目で、好青年でした。
カンボジアでも悪い人はごく一部です。いい人なので終わったときにチップも払いました。
シェムリアップ観光
シェムリアップには世界遺産のアンコールワットだけではなく、他の観光スポットもあるため、アンコールワットと交互に探索してきました。
Smile Angkor Grand Theater
伝統のショーが見られるということでやってきました。
美しい伝統音楽にダンスなどが融合されたショーをビュッフェディナーとともに楽しめます。
街中で何度も看板を目にしていて気になったので行ってみたのですが、ショー自体は普通に面白いと思います。
日本語のストーリー冊子ももらえるため、それを読みつつショーも見るというのがいいでしょう。
きらびやかな衣装をまとったキャストが、水やレーザーを多用に使って派手なショーでした。
人間だけでなく、ウサギやガチョウなども登場して面白かったです。
ただ、ビュッフェで出された料理は日本人の口には合わないかもしれません。
トンレサップ湖
本日は北にあるアンコールワットではなく、南にあるトンレサップ湖に向かいます。
トンレサップ湖は、雨季になると面積が1万6,000平方km、深度が9mに達する東南アジアで最大の湖です。
ちなみに、トンレはクメール語で「川」、サップは「巨大な淡水湖」を意味します。
また、水上生活者の規模が世界最大級ということでも知られており、水上に100万人が暮らしています。
トゥクトゥクで荒野のような道を1時間以上かけてひたすら進みます。
トンレサップ湖の入口、シェムリアップ川に到着しました。
小舟に乗船し、シェムリアップ川を南下してトンレサップ湖に向かいます。
川の上に村のような居住地が転々としています。
お~日本人か。この前、日本のヤ○ザを連れてきたよ
・・・
こんな観光地にもヤ○ザさんは来るのですね。。
戻ってきたところ、待合室のカフェでソファにまったりしている猫発見。
私は猫を見つけるとすぐ近づくのですが、触ろうとしたら軽く引っ掻かれました。
凶暴な猫さんでした。
帰りも、通ってきた道なき道をひたすらトゥクトゥクで北上して戻ります。
乗車中、何も考えられず、ぼけ~っとしてしまいますね。
キャンボディアン・カルチュラル・ビレッジ
キャンボディアン・カルチュラル・ビレッジは、2003年にできた、総面積21万平米の巨大な施設。
国道6号沿いのクルス村というところにあります。
カンボジアの歴史的建造物のミニチュア版が並んでおり、
- 様々な民族の住宅
- 大きな劇場
- カンボジアの伝統的な結婚式
など、カンボジアの文化を深く知ることができます。
それに加えて動物園や植物園などもあり、見どころが多かったです。
民族衣装の若い女性に地元の銀製品を紹介されましたが買いませんでした。
すみません。写真1枚しか撮ってませんでした。
パブストリ―ト
深夜、人々が多く集まる、パブストリ―トという繁華街に来ました。
シェムリアップ一の繁華街で、夜間はレストランやバーが盛り上がります。
本場のクメール料理にアンコールビールを楽しむことができるエリアで、西洋人のツーリストが多かったです。
生演奏を楽しめるようなお洒落なお店も多数あるので、シェムリアップで夕食を食べるならパブストリートがおすすめです。
サンダルで歩き回った私の汚れた足の角栓をフィッシュスパで落とします。
いや~、気持ちいいですね(毛深い足で恐縮です)。
パブストリートを散策した後、見晴らしのいいレストランでビールを飲みながら生演奏を聞いて帰りました。
北朝鮮レストラン(Pyongyang Restaurant)
トゥクトゥクで大通りを走っていた際に巨大な北朝鮮レストランがありましたので、興味本位で入ってみることに。
※ちなみに、店内の壁には「撮影禁止」の張り紙がありましたが、全員が撮影していたので私も撮影しました。
席に着くと北朝鮮の綺麗な女性が専属でつきました。
平壌の酒を勧められたので、よくわからないままオーダーしてみることに。
ちなみに、その時店内にいたのは私たちの他に韓国からの団体客が200人ほど。
日本人の私とカンボジア人のビサは完全に浮いていました。
ショーの時間になると、1時間ほど歌ったり踊ったりが始まります。
昔、テレビで見た映像のまんまでした。
ショーの後、ビサはツーショットを撮っていました。
ちなみに、専属でついた北朝鮮女性は平壌出身で、英語だけでなく片言の日本語ができました。
集団で住んでいて、自由行動はできないとのこと。
最後に彼女にチップを渡そうとしたら、受け取れない。と言われました。
私が日本人だから受け取らないのか、そういうルールなのかは謎です。
撮影禁止のはずが、なぜか記念撮影に応じてくれました。
張り紙は何のために貼ってあるんでしょう。。
まとめ
入場チケットを買った際にもらった地図によると、アンコールワットの遺跡群は全部で30箇所以上あります。
しかし、市内やトンレサップ湖も回った関係で、私はその中の15箇所弱しか回れませんでした。
4泊5日で十分かと思っていましたが、アンコールワット遺跡群の観光と市内観光を充実させるなら、1週間は必要ですね。
1つ1つの遺跡群は離れていますので、トゥクトゥクをチャーターして回ることになります。
なお、アンコールワットを訪れて以来、他のアジアの遺跡群を見ても、そこまで感動しなくなってしまいました。
アンコールワットはそれほど壮大な遺跡群でした。
最後に、空港でアンコールワットのアンコールビールで〆ました。
カンボジア・アンコール航空でシェムリアップからホーチミンに戻ります。
ビサはバスでプノンペンに戻りました。
さようなら。シェムリアップ・アンコールワット。