2021/04/11

インドネシア・ジャカルタの旅【世界2位のメガシティ】

旅行

2017年12月、2018年1月、日本の年末年始を利用し、ベトナム・ホーチミンから友人のT君とインドネシア・ジャカルタに1週間ほど行ってきました。

R君というジャカルタ生まれの日本人の友人も日本から参加してくれました。

 

今回は、初めてのジャカルタで見てきたことや感じたこと等をご紹介します。

また、近隣都市のバンドン、ボゴールにも1日ずつ日帰りツアーに参加してきましたので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

インドネシア・バンドン&ボゴール編【VELTRAツアー】
2018年1月2日、3日に、ジャカルタをベースに、バンドン行きのツアーとボゴール周辺のツアーに参加しました。そのツアーの内容や、ツアーを通して感じたことなどを紹介しています。

私が思うジャカルタの良かったところ

インドネシアはイスラム教徒が多い国ですが、ヒンドゥー教、キリスト教、仏教、儒教もあり、国民には信仰の自由が保障されています。

首都ジャカルタは、特にイスラム教徒の多い多宗教都市でした。

 

以下は、ジャカルタで私が感じた良かったところです。

  • 街が巨大
  • 猫天国
  • 日本人街がある
  • トランスジャカルタがある
  • 人々がゆったりしている
  • 現地料理は癖が少なく美味しい
  • 夜中でも歩ける

順番に解説していきます。

街が巨大

ジャカルタは世界第2位の都市圏人口を誇るメガシティです。

ASEAN本部もあり、経済発展も著しく、内需が大きいため比較的何でも幅広く揃っています。

東南アジアの小さな都市ですと、長期滞在する上で色々と不都合が出てきたりすることがあります。

例えば、

  • 空港がハブでない
  • 日本大使館がない
  • 日本食の種類が少ない
  • 娯楽が少ない

など。

その点、ジャカルタであればビジネスを起こしたり長期滞在したりしても、ジャカルタだけで完結できそうです。

猫天国

ジャカルタの至るところで野良猫を見つけました。

野良猫好きの私にはたまらない都市でした。

野良猫が多い街には優しい人が多い印象があり、実際にインドネシアの人々はおっとりしています。

私が訪れたASEAN都市の中では野良猫との遭遇率が最も高かったです。

日本人街がある

大都市なので日本人も多く住んでおり、ブロックMという日本人街もあります。

ブロックMには日本食レストランや日本スーパーなどが揃っています。

タイ・バンコクのタニヤやスクンビット地区、ベトナム・ホーチミンのレタントンほど充実はしていないのですが、そこそこ大きな日本人街があるのはいいですね。

ブロックMの詳細

トランスジャカルタがある

ジャカルタといえば、アジアの中でも有数の渋滞都市。

しかし、専用ラインを持つトランスジャカルタという乗り物があり、このバスに乗れば渋滞の影響をあまり受けずに移動することが可能です。

こちらがトランスジャカルタです。専用車線があり、市内を走っています。

基本的に渋滞はありませんが、特に中心部で信号待ちの渋滞に巻き込まれることはあります。

それでも、渋滞にハマってしまったタクシーと比べると快適に移動できます。

こちらがジャカルタで使える交通系電子マネー「jakcard」です。

トランスジャカルタだけでなく、他の交通機関でも使えるようです。

なお、トランスジャカルタは1回 3,500 ルピアで、日本円にするとわずか30円ほどになります。

 

また、この時はなかったのですが、現在は地下鉄も開通していますので、モナスより南側の一部のエリアへは地下鉄で快適に移動できます。

日本人街のブロックM駅もあります。

人々がゆったりしている

空港に降りた時から感じました。

程よく明るい感じの性格で、ゆったりしていて、非常に気さくです。

また、イスラム教徒が多いせいか、真面目な印象もあります。

怒ったり喧嘩したりの現場を一度も見ませんでした。

その反面、スローペースなのでビジネスをしたら色々大変なんだろうなとも思いました。

現地料理は癖が少なく美味しい

人によって好き嫌いはあると思いますが、私は好きです。

インドネシア料理は癖が少なく、マレーシアのマレー料理にも似ています。

私はあまり豚肉料理が好きではないのですが、サテーなどの牛や焼き鳥は好きで、ピーナッツソースの味付けも全然問題ないですね。

夜中でも歩ける

特段、治安が悪いようには感じませんでした。

夜中でも普通に散歩できるというのは治安の良さの表れです。

とは言え、タイやマレーシアを歩くよりは若干の緊張感はありました。

軽犯罪は多いと思いますが、フィリピンのような拳銃を使った凶悪犯罪は少ないイメージです。

他にも良かった点として、インドネシア語はアルファベットのカタカナ読みなので発音も聞き取りやすく、比較的簡単そうです。

また、少し郊外まで行けば温泉が沢山あるのも魅力的ですね。

 

ジャカルタのデメリット

イスラム教徒の多い国なのでお酒の値段が高めです。

高いため飲みすぎないというのはメリットでもありますが。

あと、大都市のわりには観光箇所が少なめかなということでしょうか。

ジャカルタで利用したホテル

1週間ほどの長期で行ったので、途中でホテルを移動しました。

具体的には、以下の2か所に宿泊。

ソフヤン ホテル カット ムティア

  • ランク:3つ星
  • ルームカテゴリ:デラックス
  • 広さ:26 m2(280 ft2)
  • 朝食付き
  • 禁煙
  • 値段:1泊あたり3,970円(1人あたり1泊1,985円)

外観はインドネシアの家のようで少し古めのホテルでしたが、ホテル前にタクシーも呼べ、また、ゴンダンディアという鉄道の駅もすぐそばにありました。

その他

  • ジャカルタのど真ん中
  • スタッフが親切でフレンドリー
  • コンビニがそこそこ近い

といった利点があります。

朝食込みでこの値段はコスパ最高だと思います。

ただし、この価格なので、部屋も朝食(バイキング形式)もそれなりな印象です。

基本的に寝るだけの私にとっては十分な部屋でした。

ホテル前にとても人懐っこい猫がいました。

私の元に懐いて鳴いてきます。

持ち上げてみたらさらに懐いてきました。

膝の上に乗せて猫と一緒にホテル前で記念撮影。

いつもホテルに戻ると玄関そばにいたため、餌も買ってきてあげたりもしていました。

ソフヤン ホテル カット ムティア (Sofyan Hotel Cut Meutia)

オール セダユ ホテル ケラパ ガディン

  • ランク:4つ星
  • ルームカテゴリ:スーペリア
  • 広さ:26 m2(280 ft2)
  • 朝食付き
  • 禁煙
  • 値段:1泊あたり5,123円(1人あたり1泊2,562円)

クラパガディンという東側にある地域で、このホテルはMOIモールの奥にありました。

周辺には中華料理や韓国料理などが沢山あり、中国人や韓国人を多く見かけました。

特徴として以下が挙げられます。

  • 日本の新しいビジネスホテルみたい
  • 室内が清潔
  • 安心して独り歩きできる

モールの奥にあるため、海外慣れしていない人でも安心して出歩くことが可能。

私には正直なところ向いていないホテルでしたが、海外出張者や、海外慣れしていない人には良いホテルだと思います。

オール セダユ ホテル ケラパ ガディン (All Sedayu Hotel Kelapa Gading

ジャカルタ観光

今回はラッキーでした。

R君のお兄さんが日本の大手企業のジャカルタ駐在員で、運転手さんを自由に使わせてもらうことができました。

 

なお、インドネシアの通貨ルピアは数字の単位が大きいです。

10,000ルピア = 約75円 と、ベトナム通貨のドン並み。

インフレでどんどん大きくなっていったのでしょうか。

ホーチミンからジャカルタまでベトナム航空の直行便で向かいます。

南半球のジャカルタまでは意外と距離があり、約3.5時間ほど。

首都ジャカルタのスカルノハッタ国際空港に到着しました。

ベトナム航空が到着したターミナル3は近代的でとても綺麗な空港です。

人々のマナーも良かった。

黒い高級車がずら~っと並んでいますが、これらはタクシーです。

Silver Bird(黒塗り)のタクシーは英語が通じて接客も良いです。

ただし、料金は2倍ほどします。

タクシーはGrab(グラブ)やgojek(ゴジェック)などの配車アプリか、このブルー色のBlue Bird(ブルーバード)に乗りましょう。

これらのタクシーならぼられる可能性は極めて低いです。

フードコートでしばし時間潰し。

看板がアルファベットだけなので読もうと思えば読めますね。

鳥のすごい彫刻がありました。

早速、野良猫たちを発見しました。逃げないです。

逃げないということは猫をいじめる人々が少ないと解釈しています。

国立博物館

翌日の朝、モナスの西側にある国立博物館に来ました。

インドネシアで最大級の博物館で、インドネシアの領土のほぼ全ての歴史を網羅しています。

インドネシアで出土したヒンドゥー強や仏教の石像から、各地の文化や芸能などが展示されていて見ごたえがあります。

Museum Nasional Indonesia

モナス

国立博物館の後、ジャカルタ市内中央にあるモナスに来ました。

中央ジャカルタ地区のMerdeka広場の中心にそびえたつ大理石製の白い塔は、高さ137メートルもあります。

とても壮大です。

おそらく、インドネシア中から大勢の人々が集まっていると思います。

地理的にもジャカルタのちょうど真ん中にあります。

イスティクラル

モナスの近くにある巨大なモスク(イスティクラル)に来ました。

1984年に建てられた東南アジアで最大のモスクで、12万人以上を収容することが可能です。

直径は45メートルに達し、まさしく世界最大のムスリム人口を有するインドネシアに相応しい巨大さでした。

入口では、お布施を入れなくていいよと言われました。

しかし、私はいらないと言われると払いたくなるたちでして、10万ルピア(約750円)入れさせてもらいました。

外でムスリムの帽子が売られているのを発見し、せっかくなので買ってみました。

似合いますでしょうか。

モスクの外でココナッツミルクの中に、カラフルなゼリーを入れたデザートが売られていたので買ってみました。

大きな氷が入っているため、冷えていてわりと美味しかったです。

コタ散策

ドライバーさんの車で移動して、北のコタ駅エリア周辺に来ました。

馬車も走っています。

コタ駅周辺です。ものすごい人です。外国人は殆ど見かけませんでした。

またゴミが周辺に散乱していました。

コタエリアの広場ではレンタル自転車にも乗れます。

タマン・ミニ・インドネシア・インダー

タマン・ミニ・インドネシア・インダーに向かって南下中、コンドミニアムを多数発見。

東南アジアの都市はどこも似ていて超格差社会ですね。

ジャカルタ北エリアからドライバーさんに南下してもらい、今度は郊外の南にあるタマン・ミニ・インドネシア・インダーに来ました。

 

島国であるインドネシアは、多様な民族や文化を抱えた国です。

このタマン・ミニ・インドネシア・インダーは、多様性の中の統一を体現するために作られた施設。

100ヘクタールを超える広大な敷地の中に、インドネシア全体をコンパクトにまとめています

広すぎるのでロープウェイで園内を回ります。

園内に可愛い猫を発見。

触ると足元にすり寄ってきました。

こちらはコモドドラゴンを見られる施設。

※コモドドラゴンとはインドネシアの一部エリアに生息している動物を襲う危険で巨大なオオトカゲです。

残念ながら少し遅く、コモドドラゴンは見られませんでした。

園内に何とたこ焼き屋台を発見。

こちらは建物がとても立派でした。

この建物に順番に上ってみました。崩れないか不安でした。

中は真っ暗でよくわかりません。

降りるほうが怖かったです。。

タマン・ミニ・インドネシア・インダー

コピルアク

翌日、高級デパート内で最高級コーヒーを飲みました。

世界的にも有名なジャコウネコのコーヒー、コピルアクです。

ジャコウネコにコーヒー豆を与えると、なぜか未消化で排泄されます。

その糞から採られる豆を使ったコーヒーがコピルアクです。

カウントダウン

1月1日の深夜0時、花火が打ち上がりました。

人だかりで道路は完全ストップに。

夜中、ひたすら歩いて彷徨いながらホテルに戻りました。

デパート散策

ジャカルタ中心部にある高級百貨店です。

お金持ちの人はこのような優雅なところに住んでいます。

3人でインドネシアのスイーツを頼んでみました。

甘すぎず、結構美味しかったです。日本人の口に合うかと思います。

こちらはジャカルタのセントラルエリア。

高級モール。

SOGOもあります。

中心エリアはとても近代的です。

東京の油ソバ専門店ということで、地元の人達にも人気でした。

デパート内のカフェ。満員で賑わっていました。

マンガブサール散策

マンガブサールの屋台街エリアを散策していたところ、中国の蛇の肉を売っている屋台があったので入ってみました。

中国人のおばあさんが1人でお店を経営していました。

私の片言の中国語が通じました。

意外かもしれませんが、インドネシアは華人が最も多い国です。

約860万人もいるとのこと。

マンガブサール周辺にぽつんとある日系ラーメン屋さん。

北部の高級エリア散策

ジャカルタのトゥクトゥク(バジャイ(BAJAJ))で北エリアのカルフールに移動。

中華のドラゴンと池がすごい。

これだけすごい街を作る予定のようです。

海沿いのおしゃれなレストラン Jetski Cafe Jakarta に来ました。

夜景を見ながら夕食をいただきます。

Jetski Cafe Jakarta

暗闇の中でも猫が来たので食事を分けてあげました。

ボートが停泊しています。このあたりはお金持ちが住むエリアです。

深夜に周辺を歩き回り、格差社会を目の当たりにしました。

コタ地区散策2日目

翌日、再びコタ地区へ。

コタ駅そばにあるジャカルタ歴史博物館を覗いてみました。

かなり古そうですね。


博物館の庭の屋台で買ったインドネシア風お好み焼きです。

そこそこ美味しかったです。

コタの広場の横にある高級カフェ・バタビアに入ってみることに。

ドリンクとサンドウィッチを注文してみました。

レストラン内はオランダ風でしょうか。

オランダ植民地時代からある老舗レストランとのことです。

歴史を感じました。

カフェ・バタビア

帰りにオヤジ猫を発見。

コタ駅でチケットを買って電車に乗ってみます。

コタ駅から南に向かう際の日本車両。

北の終点駅なので南に行きます。

大きな駅MANGGARAI(マンガライ駅)に到着しました。

降りて散策してみることに。

駅のすぐそばにMasjid Darul Mustaqiemという細い路地があったので奥の方を散策しに行ってみました。

すると、モスクにいたおじさん達がこっちに来い、と。飲み物でもてなしてくれました。感謝。

外国人が足を踏み入れないエリアのようで、とても珍しがられました。

‎ルーフトップバーSKYE(スカイ)

その後、グランドインドネシアに隣接したBCAタワーというオフィスビルの最上階(56階)にある、SKYEというルーフトップバーにきました。

近くには、The Cloud Loungeというルーフトップバーもありますが、そちらよりも安く使いやすいです。

ローカルエリアから一気に高級エリアに。

地ビールも頼みます。PROST BEERというインドネシアのビールで乾杯。

隣のはT君が頼んだ謎のシェーク風カクテルです。

早く来たら一杯無料ということで、赤いカクテルもいただきました。

ジャカルタの高層ビルの夜景を一望できます。

SKYE

Block M

日本人街のBlock Mに来ました。

越後屋というラーメン屋さんで日本のラーメンを食べます。

自家製麺でとても美味しかったです。

近くには、地元の人たちで賑わう大きな池のある公園がありました。

まとめ

初めてのジャカルタは想像通りの大都市でした。

私が長期で住んだ経験のあるタイ・バンコクの約2倍、ベトナム・ホーチミンの約3倍の人口がいます。

確かに観光都市としては他のASEAN都市と比べると微妙かもしれませんが、この経済発展が著しいエネルギッシュさを体験できただけでも行った価値がありました。

職業名
R君

楽しくないだろ?
ジャカルタは観るところないって最初から言ったじゃん

職業名
T君

いや、結構面白かったですよ!

新しい刺激があればそれだけで十分楽しいよ~

と、相変わらず私とT君はどこかおかしいようでした。

 

そして、私はこの街に惹かれ、2020年2月にも10日間ほど滞在することになりました。

チャンスがあればジャカルタで何か事業を起こしてみたいですね。

それではホーチミンにベトナム航空で戻ります。

さようなら。ジャカルタ、インドネシア。

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